実例紹介Works
オフィスや建物入口にはゲートを!自動ドアをオートロックドアにリニューアル
皆様、こんにちは。2021年4月初旬 新型コロナウィルスの蔓延から1年以上が経過しましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
そんな中、今回はとある組合様よりこれまで自由に出入りが出来ていたエントランスの自動ドアに権限を持たせて、特定の人だけが出入りできるオートロックにしたいというご依頼を頂きました。
防犯目的だけではない!『時代に求められた感染拡大防止対策も兼ねて』
ヒヤリングにお伺いをさせて頂いたのは20年9月下旬のお話でしたが、ご相談の内容としては、まずは当然のことながらオフィスの安全確保、これが最優先でした。
「しかし今回は、特別な理由も兼ねてのご相談でした」
この建物は、これまで入口に入場の制限が何もなかったため入ろうと思えば誰でも自由に出入りが出来てしまいまた。そのため過去には勝手に立ち入り、お手洗いなどを使用していく人などもいたそうです。そこで今回は、感染症拡大防止の観点なども含めて、出入り出来る人物を特定したいとのことでした。
人の不正侵入防止はこれまでの当然でしたが、ウィルスの侵入防止までもが依頼の理由だなんて・・・
『本当に時代を象徴しているなぁと感じました。』
建物のつくりや組合の名称なども公共性を感じさせるためというのも関係があるのか、自由に入っても問題にはならないと思う方がいるのでしょうか。いずれにしても勝手に入る方がいて困っていたそうです。入られてもまだ、適切にお手洗いだけを使用して帰って行くならまだ目もつむれそうなものですが、これがお手洗いを適切に使わなかったり、ほかの目的での侵入と言うことになれば問題は小さくありません。そして何よりもここで働く方々の安全面を考えると、建物への入室権限を与えることに間違えはないと思います。
とういうことで今回は、エントランスの自動ドアのセンサーをカットして自動での解錠を停止、関係者はテンキーで暗証番号を入力することで、建物内への入室権限を与えるというご提案をさせて頂きました。同時に、現在はエントランスの外に設置されている音声通話のみのインターホンを、映像を見ながら人物特定が出来るカメラ付きのインターホンにリニューアルしてすべてをエントランス前(※風除室内)に設置するというご提案となりました。インターホン機器はそれぞれに映像を確認しながら、エントランスに解錠の信号を送ることが出来る解錠スイッチ付きなので、来訪者を招き入れる際は、スイッチ一つで開錠をすることができます。
(※風除室とは、建物への風の吹きこみなどを軽減するいわゆる二重扉のことを指します)
本来だと、常時映像確認の出来る防犯カメラも組み合わせとしてご提案をさせて頂くところですが、今回はちょっと離れていますが、建物内にカメラを設置済みという事で見送りとなりました。
選択した製品は、MIWAロック社製TKU-003.Dというテンキー
https://www.miwa-lock.co.jp/tec/products/tku003.html
アイホン社製WJ45というインターホン
https://www.aiphone.co.jp/products/detached/tv-doorphone/wj-45/spec/
を選択しました。
安全性や利便性だけではなく『近代的な見た目にもこだわりを!』
施工については、1階のエントランスから、上階の事務室までの配線工事と機器の設置と言ったシンプルなものでしたが、難関は、全面ガラス張りのエントランス風除室・・・これでは、インターホンやテンキーを設置する面がありません。仮に両面テープなどで設置したとしても、背面からの景観は悪くなりますし、そこまでの配線も綺麗に隠すことができません。
そこで、今回はエントランスの一角に電話台を設置してそこにすべての機器を集約する工法を選択してみました。配線は、設置台のほど近くまで天井裏からの隠ぺい配線にして、機器までのわずかな距離だけモールという化粧配管で送りました。見た目もすっきりきれいに仕上がりお客様にも大変ご満足いただけました。
また、広い事務所内で応答できるインターホンが1カ所では対応が大変です。そこで、インターホンの増設子機という機器も3台増設させて頂きました。これによりインターホンの親機1台・増設子機3台で映像を見ながら複数人が対応をすることができるので、対応する方の負担も分散・軽減することが可能です。更に、インターホン親機のすぐ上に設置された、電気錠の制御盤にも、解錠スイッチがついているため実質は5カ所からの解錠対応が可能という事になります。これであれば、広いオフィスでも対応に支障がない思います。
【機器設置前 壁面】
【機器設置後 壁面】
事務所内に設置する機器も、薄型でシンプルな作りになっているためそれほど場所を取りません。事務所内に必要となるのはわずかなスペースと、電源のみとなります。
様々な状況の変化により、更に強化を求められることが予想される『自己防衛』
皆様は、この様な工事は非常に難しく、価格面でのハードルの高いものという印象があるかもしれませんが、実際はそれほど難しいものではないと私たちは考えています。価格面についても、最近は機器の価格もある程度下がり、安定しているので皆様が想像するほどではないのかも知れません。
オフィスの防犯・建物の防犯など、総合的にセキュリティについてご検討の方は、是非弊社にお問い合わせ下さい。
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