実例紹介Works
- ドアの工事
【ドア修繕】思わぬ事故を未然に防ぐ
こんにちは、新入社員WEB担当の川浦です。
先日町田市内にあるマンションオーナー様から連絡があり「エントランスのドアから変な音がする」とのこと。
中山社長の現地調査に同行させていただきました。
一見特に異常は見られず、ドアの開閉スピードも問題はありませんでした。
しかし確かに変な音がするように思われます。音の原因を探っていくと「フロアヒンジ」に問題がありました。
「フロアヒンジ」とは?
〈上画像矢印先プレート参照〉
開き戸の軸側の床に埋込まれており、ドアの荷重を調節して開けられたドアを適切なスピードで閉める為の装置です。
又、閉まる際の速度調整以外にもドアの開き角度90°付近でストップさせたり、開きにくくする機能が付いたフロアヒンジもあります。
※以下余談豆知識
ヒンジというのは英語で”hinge”、蝶番という意味がありスラングで”hinge on”は「○○次第」や「○○にかかっている」など、重要な役に対して使われるそうです。
そんな重要な「フロアヒンジ」に今回どんな問題が起きていたのか?
オイル漏れです。
フロアヒンジは油圧によってバネを制御しており、このオイルが漏れてしまうとドアの閉まるスピードが調節出来なくなります。
それも遅くなるならまだ良いのですが、劇的に早くなってしまうので、思わぬ事故の原因になりかねません。
今回は大事に至る事なく早期発見できたことが幸いでした。
原因も分かり、修繕の作業に入ります。以下、修繕作業の様子です。
まずフロアヒンジ本体を取り出し、セメントケース(通称フネ)底のオイルを除去していきます。
オイル除去後。セメントケースは酸化が進んでおらず、まだ使用出来る状態でした。
酸化が進んでしまっていると、セメントケースごと交換しなければなりません。
新しいヒンジ本体が無事納まり、
仕上げにプレートの隙間から雨や塵の侵入を防ぐ為、コーキング材で蓋部分の隙間を埋めていきます。
修繕で無事異音は止み、発生し得た事故の予防にも繋がりました。
今回は早期発見が出来ましたが、日常の変化というのはなかなか気付きづらいことも多くあります。
・事故発生によって怪我人が出てしまう。
・修繕費用も高くついてしまう。
そういった事を防ぐ為にも、違和感があると感じた際には是非弊社に気軽にご連絡ください。
お気軽にお問い合わせください。